Sanae Kagawa / Tenor saxophone
After giving up, she found a room where no one scolds a mistake.
昔、歌伴をした時に『その音、歌いにくいからやめて』と指摘されたのに、うまく直せなかったことがありました。それが、ちゃんと勉強しようと思ったきっかけです。
私にとってアドリブを学ぶ目的は、「かっこいいソロを吹きたい」というより、誰かに迷惑をかけないためでした。音を出すことは楽しいのに、その先には、楽譜に頼らない演奏という壁が立ちはだかっていました。
Summaryきっかけは歌伴での指摘。目的はかっこいいソロより、誰かに迷惑をかけないこと。
そこで理論講座を3回受講したものの、いつもマイナースケールで挫折。
長年、サックスの2ndパートを担当し、気持ちいい音の組み合わせは演奏の中でたくさん経験していたので、コード理論を知らなくても、セッションには書き譜を準備して参加していました。
そんなある時、『そのきれいな音は9th?』と参加者の方に質問されて、会話が続かず、困ったことがありました。言葉にできず、意図して再現することもできなくて、また残念な気持ちに。
Summary理論講座ではマイナースケールで挫折。感覚ではきれいな音が出せても、言葉にできなかった。
それから数年後、もう自分には無理だと諦めていた時に、この講座に出会いました。
「赤ちゃんが徐々に喋れる様になるのは、勉強したからじゃ無く、言葉を話す人達に囲まれてるから。アドリブも適切な環境に身を置けば自然と身につく。」という信念のもと、開催されているイベントです。当時、娘がどんどん言葉を吸収していくタイミングと重なっていたので、「私にもまだチャンスがあるかも!」とワクワクしました。
失敗しても怒られない安心安全な場所で、気の許せる仲間と一緒にチャレンジできる。サポーターが里村先生だったことも背中を押してくれました。別の日に参加していた方から「画期的な講座で、必ず得るものがある」と聞いていたこともあり、期待が高まりました。
そして何より、岡本さんのお人柄が素晴らしいです。話が難しい方向に流れかけても、演奏で失敗しても、必ずみんなが楽しめるところまで引き戻してくださいます。その安心感も、この会の大きな魅力です。
Summary諦めたあとに出会った。赤ちゃんが言葉を覚えるように、環境に身を置けば身につくという信念。失敗しても怒られない場所。
実際に参加してみると、まず音に慣れ、リズムに慣れ、楽しさを知る。同じ制約の中、みんなでゲームのように演奏し、参加者や先生の音を聴き、時々真似る。帰宅して録音を聴くと、「もっと音に勢いが欲しいなぁ」など、自分の課題を発見する。そして次の回でまた試してみる。その繰り返しができるので嬉しいです。
この会では、アドリブで事故を起こさないための方法を、何度も繰り返しながら身につけていくことができます。自分の中で、自信を少しずつ積み上げていくような感覚です。だから、経験の浅い人も経験豊富な人も、同じ空間で一緒に楽しむことができ、同志になれます。
Summary音とリズムに慣れ、ゲームのように演奏し、録音で課題を見つける。その繰り返しで、自信が積み上がる。
定期受講ではなく、自分の予定に合わせてスポットで受講できるのもありがたいです。気持ちやペースに合わせて楽しめて、受講するたびに新しい発見があります。
ほかの参加者へのアドバイスを一緒に聴いて、自分ごとにできるのも参考になります。絵画教室の合評みたい。
コード理論はこれまで避けてきましたが、おかげで今やっと、次のステップに気持ちを向けられるようになりました。いつかは理論でも会話できるようになりたいなと、遠く感じていたそんな日も、近づいてきたように感じています。
先生方の真似をしながら一つずつ実験して、いつか先生と同じ景色が見えるところまで、何回でも続けていきたいと思います!
Summaryスポットで通えること、合評のように聴けること。理論で会話できる日も、近づいてきたと感じている。